「最近、朝なかなか起きてこない……」「あんなに楽しみにしていた学校なのに、ため息が多い?」
入園や進級から数週間。大人が感じる「五月病」は、実は子供たちの世界にも影を落としています。 緊張の糸がプツンと切れる前に、子供の心が発している小さなSOSをキャッチしましょう。親の観察眼を磨くための『予兆チェックリスト』と、家庭でできるケアを伝授します。

1. 見逃さないで!疲れがあふれ出す3つの「サイン」

  • 【生理的な変化】
    朝の寝起きの極端な悪さ、食欲の低下、または「お腹が痛い」「頭が痛い」といった身体症状。これらは言葉にできないストレスが体に現れる、最も分かりやすいサインです。
  • 【行動の変化】
    爪噛み、指しゃぶり、頻繁な「赤ちゃん返り」。これらは不安を解消しようとする自己防衛反応です。「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょ」と突き放さず、甘えを受け止める時期と割り切りましょう。
  • 【感情の爆発】
    些細なことで激しく泣く、怒りっぽくなるなど。学校で一日中気を張っている分、安心できる家で感情を爆発させてバランスを取っています。

2. 親子で実践!「心のエネルギー」を充電する方法

週末の予定を「白紙」にする勇気
新生活の疲れを癒やすには、何もしない時間が一番の薬です。土日の習い事や外出を思い切って休み、家でゆったり過ごすことで、翌週へのエネルギーを蓄えられます。

「抱っこ」の増量キャンペーン
10歳を過ぎていても、スキンシップは心の安定に絶大な効果があります。寝る前の数分間、手を握ったり背中をさすったりするだけで、不安ホルモンを抑え、安心感を与えられます。

「機嫌ログ」で客観視する
「月曜の朝は特に辛そう」「給食が嫌いな日は機嫌が悪い」など、スマホのメモ帳やアプリで子供の機嫌を記録してみましょう。パターンが見えると、親も冷静に対処できるようになります。

🍃 まとめ:4月は「止まる勇気」を持つ1ヶ月

五月病対策のゴールは、無理やり学校へ通い続けさせることではありません。
「今日はのんびり行こうね。」
そんな親の柔らかな割り切りが、お子さんの心の回復力(レジリエンス)を育てる種になります。

親の心の忙しさは子供に伝染します。まずは親自身が深呼吸をして、ゆとりを持って見守ってください。最高の笑顔で「おかえり」と言える準備を整えましょう。