たかが虫刺されと思っていたら、次の日には水ぶくれが増えている!?
それが「とびひ(伝染性膿痂疹)」です。 火事の飛び火のように、あっという間に全身、そして兄弟へとうつっていく厄介な皮膚の病気。 原因となる菌は、普段から鼻の中や皮膚にいる常在菌(黄色ブドウ球菌など)ですが、夏の高温多湿と皮膚の傷が重なると暴れ出します。 早めの対処が「拡大」を防ぐ鍵です。

🩹 こんな症状は「とびひ」かも

  • 虫刺されやあせもを掻いた後、ジクジクした汁が出る。
  • 水ぶくれができ、それが破れて皮がむけ、ただれている。
  • かさぶたになっても、周りに新しい水ぶくれができる。

🛁 お家でのケア 3つの鉄則

小児科や皮膚科で処方された「抗生物質(塗り薬・飲み薬)」を使うのが基本ですが、ホームケアも重要です。

① シャワーでしっかり洗う

「濡らさないほうがいい?」と思いがちですが、逆です! 泡立てた石鹸で、菌や滲出液(汁)を洗い流して清潔に保つことが治癒への近道です。 ただし、タオルでゴシゴシするのはNG。洗った後は、使い捨てのキッチンペーパーなどで優しく水分を拭き取ります。

② 患部を覆う

汁がついた手で他の場所を触るとうつります。ガーゼや大きめの絆創膏で患部をすっぽり覆い、子供が触れないようにします。

③ タオル・湯船は共有しない

兄弟への感染を防ぐため、タオルは別々に。お風呂は、とびひの子を最後にするか、シャワーのみで済ませましょう。

🏫 保育園・プールはどうする?

  • 登園:患部をガーゼや包帯で覆ってあり、汁が漏れていなければ登園可能な園が多いです。
  • プール:完全に治るまで禁止です。水ぶくれがあるうちは、タオルだけでなく水を介しても感染するリスクがあります。

✅ まとめ:爪を短く切ろう

とびひのスタートは「掻き壊し」から。 あせもや虫刺されができたら、まずは子供の爪を短く切り、痒み止めのパッチを貼るなどして「傷を作らせない」ことが最大の予防です。