「最近、あの子と遊んでないの?」「何かあったの?」 小学校高学年( 4〜 6年生)になると、子供の世界は家庭から「友人グループ」へと大きくシフトします。 特にこの時期特有の派閥争いや仲間外れ、隠れた SNS上でのトラブルは、親には見えにくく、非常に根が深いものです。 解決しようと親が乗り出すと、かえって子供に恥をかかせたり、状況を悪化させたりすることも……。「見守る勇気」と「適切な介入」、その絶妙なバランスを保つためのヒントをまとめました。

1. 否定・解決・アドバイスを「封印」する

子供が愚痴をこぼした時、最悪の対応は「あなたも悪いんじゃない?」「先生に言いなさい」といった正論です。

  • 「そうだったんだ、それは辛いね」と、まずは 100%共感。
  • 子供の「心に溜まった毒」を出し切るまで、黙って聞き役に徹します。
  • 家庭が「何を言っても否定されない安心な場所」であることを実感させましょう。

2. 「いつもと違う」サインを見逃さない

言葉で SOSを出せない時期だからこそ、行動で判断します。

  • 朝、起きてこない(登園・登校しぶり)。
  • 食欲が落ちる、または急に食べすぎる。
  • お気に入りのおもちゃや動画に興味を示さなくなる。
  • スマホを見る時間が異常に長い、または怯えながら見ている。

3. 親が動くべき「デッドライン」の設定

子供の自浄作用を信じる時期ですが、命や健康に関わるなら即介入です。

暴力、金品トラブル、深刻な誹謗中傷。これらが判明した場合は、子供の意向を尊重しつつも、学校側に「事実確認」という形で相談を持ちかけます。「犯人探し」ではなく、「子供が安心して過ごせる環境を作りたい」という姿勢を伝えるのがポイントです。

✅ まとめ:親は「最後の避難所」

友達関係でズタボロになっても、「うちに帰れば大好きな夕飯があって、笑い合える親がいる」。 その確信さえあれば、子供は何度でも立ち上がれます。 グループ問題は、自立へと向かうための「心の脱皮」のようなもの。痛みを共有しながら、共に春を待ちましょう。