現代の育児において、スマートフォンやタブレットを完全に遠ざけることは非常に難しくなっています。 「いつから持たせていいの?」「YouTubeばかり見ていて心配……」 そんな悩みを持つ親御さんへ。大切なのは遠ざけることではなく、「賢い付き合い方を教えること」です。 デジタルデバイスを学びや創造のツールに変えるための、具体的なルール作りのコツをご紹介します。

何歳から?世界と日本の「デジタル開始」事情

明確な「正解の年齢」はありませんが、一つの目安があります。

  • 2 歳未満:世界保健機関 (WHO) は、画面を見る時間(スクリーンタイム)を設けないことを推奨しています。
  • 幼児・小学生:自分専用ではなく、まずは「家族共有のもの」として使い始める家庭が大半です。知育アプリや、親と一緒に動画を楽しむことからスタートしましょう。

依存させない!「わが家の 5項目」ルール作り

ルールは親が押し付けるのではなく、子供と一緒に決めるのが定着の秘訣です。

  1. 時間の約束:1日合計 〇分まで。タイマーを鳴らして「終わりの儀式」を。
  2. 場所の約束:リビングで使う。寝室には持ち込まない。
  3. 使い道の約束:動画だけでなく、写真撮影やお絵描きなど「作る」ことにも使う。
  4. 優先順位:宿題や明日の準備が終わってから。
  5. 例外の日:外食中や長距離移動中は OK、などの「ゆるめルール」も作っておくと親子でイライラしません。

親が知っておくべき「ペアレンタルコントロール」活用術

無理に奪うのではなく、システムでスマートに管理しましょう。

  • iPhone / iPad:「スクリーンタイム」機能で、アプリごとの使用時間制限や有害サイトのブロックが可能です。
  • Android:「Google ファミリー リンク」を使えば、親のスマホから子供のデバイスを管理・制限できます。
  • YouTube Kids:子供向けの動画のみが表示される専用アプリ。視聴時間制限機能も内蔵されています。

視力低下・姿勢悪化を防ぐ 3つのポイント

物理的な健康被害からも守りましょう。

  • 「30センチ」離す:画面との距離を保つためのスタンドを活用しましょう。
  • 20分に 1回は遠くを見る:20-20-20ルール(20分ごとに20フィート先を20秒見る)を意識して。
  • 明るい場所で:暗い部屋での視聴は目の負担を倍増させます。

✅ まとめ:デジタルを「敵」にしないために

デジタルデバイスは、使い方次第で無限の学びをもたらす素晴らしい道具です。 「触っちゃダメ!」と禁止するのではなく、一緒に楽しみながら、自分で自分をコントロールする力を育んであげてくださいね。